こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

舞台のこと

ごくらくデー

昼間はおおまりと新橋演舞場で『阿国』、 夜はおおまりのライブで浅草橋の「ニライカナイ」。 なんという贅沢。 豊臣から徳川へと時代が変わろうとする京の河原に 流れついた女芸人、阿国とその一座。 上々颱風の音楽も台詞のひとつひとつも これ以上変えよ…

南座いっちゃうぜ!

明日の出張にジバラで前乗り。 南座、南座! 『霧太郎天狗酒盛』(きりたろう・てんぐのさかもり)。 111年ぶりに復活した通し狂言なのです。 ひと幕め。 もうすぐ将軍にならなければいけないというのに 源実朝(愛之助)が恋わずらって病になり、 鶴岡八…

カタワレ探し

新宿のライブスペース「FACE」で ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を観ました。 キッチュな扮装に身を包んで 愛を叫ぶヘドウィグを演じるのは 山本耕史さん。 アングリーインチ(怒りの1インチ)とは 彼女の率いるバンドの名前で…

ヒョンとニッパチ

「ヒョン」とは、韓国語で「お兄さん」。 血のつながりがなくても、年長の男性のことを 親しみをこめてそう呼ぶらしい。 「ヒョン」だけだとなんだか呼び捨てているみたいな気がして つい「ヒョンさん」といってしまうと、 それは「お兄さんさん」という意味…

お茶の水から下北沢へ

午前中からのお仕事が終わって、 おなかがすいたので、 なつかしの中華料理屋さんに来てみました。 御茶ノ水の「太一」。 絶品五目ワンタンメン、うわあ何年ぶりだろう。 ちょっと目を離した隙にすっかり様変わりしていて 朝から面食らってばかりの駿河台で…

ここはどこでしょう

昨日、紀伊国屋ホールでお芝居をみた帰り 代々木から歩いたら、 も代々木の交差点から放射状に伸びている道を 選ぶ段階で1本間違えてしまい、 原宿をめざしていたつもりが代々木八幡へ。 途中、左岸に真っ黒な「森」が登場し 建物はないわ誰も通らないわで …

月見うろん

今日のお昼は月見うろん。 あ、月見うどん。 先日、ともだちのルパンとお話していたら ずっと前に観たお芝居をいろいろ思い出して、 そのひとつに、 「月見うろん…なんとかうろん…」 という台詞のあったお芝居が。 たしか「NEVER SAY DREAM」、 劇場はシアタ…

業界割り引き

ミュージカル『タイタニック』を観にいきました。 国際フォーラムのロビーに入ると 劇場スタッフの男性がみんな乗員の格好をしていてびっくり! 「プレミア席専用入口」なんていうのまであります。 開場して、お客様が入りはじめます。 それを横目に当日券の…

ふたり玉の井

毎年1月に浅草公会堂で上演される 新春浅草歌舞伎は 若手の登竜門といわれています。 基本的には 年をとればとるほど偉いし上手い(例外はあります) スーパー年功序列の歌舞伎の世界。 少なくとも、 若いというだけでちやほやされる世界ではありません。 …

ヒール上等

劇団☆新感線『朧の森に棲む鬼』。口先で世を渡っていこうとする若者ライ(市川染五郎)は、 森の中で出会った3人のオボロの言葉をきき、 その後すぐに現れた武将を手に掛ける。 そこから彼の出世劇がはじまるが、 偽りに偽りを重ねて登りつめたその先には …

ロープ

野田地図の『ロープ』を観てきました。まんなかにロープをはりめぐらしたリングがあります。 プロレスです。 ここから、いったいどこへどうやって 転がっていくのかわからない野田さんの舞台。 今回もスリリングでしたが、 なんだか前よりずっとわかりやすく…

大きくなれよ

ちえちゃんファミリーと国立劇場の歌舞伎鑑賞教室へ。 玉太郎ちゃん、台詞いっぱいのお役に挑戦。観にいかなくちゃ。 教室というだけに、歌舞伎のみかたや演目の説明があってからひと演目。きれいな会場の座りやすい椅子で、ライトな質量の歌舞伎鑑賞。すが…

猫だいすきフリスキー

『ウィー・トーマス』再演@パルコ劇場。 イニシュモア島。車に轢かれて死んでしまった黒猫ウィー・トーマス。飼い主はIRLAの自称”少尉”「気違いパドレイク」、トーマスが死んだと知ったら切れるのは必然です。彼の父親をはじめ、周囲の人間がそれぞれに…

天の川近辺どうでしょう

毎年、狙ったように雨が降る。 今日の東京の空はようやくこらえたという感じでしたが、考えたら西のほうは大雨なわけだし、世界規模で考えたらどこかで必ず雨が降ってんだよね。 そういえば、バイト先からすぐの神田の商店街は、七夕の飾りつけでにぎやかだ…

アムネリスさま再来

最近、コラーゲン飲料「キュプルン」のコマーシャルがはじまりましたけど、ああ、なんて美しいんでしょう檀ちゃん。 宝塚月組のトップ娘役だった、壇れい。 なんか特別な感じのする美しさなんですよね。ちょっと大場久美子さんに似ています。踊る姿はぴよぴ…

くるくる

バトントワリング。 私も子供のときガールスカウトでちょっとだけ習ったけど、基本的な回し方すら身につかなかったな、情けない。 この夏3度めの来日をする『ブラスト』にご出演の稲垣正司さんは、小さなときからコンクールを制覇してきたバトンのスペシャ…

北村さん

なんかこう、気になりだしますとですね。 とまらなくなるということが時々あってですね。 DVDで『おはつ』と『リンダリンダ』を観てみました。 軽やかですねえ、北村有起哉さん。 あのぐにゃぐにゃ感とばっさり感、ひとりの人間に同居していることがすご…

ウルトラハード言うたやんか〜

通勤の友は『メタルマクベス』サウンドトラック。 サラリーマンでいっぱいの地下鉄のなかで、うっかりヘッドバンガーにならないように気をつけませんと。しかし、ロッカー御用達のああいうヘアスプレー缶を「ダイエースプレー」と呼ぶことを、今回のナンバー…

戦い終えて『LAST SHOW』

サッカー、クロアチア戦。同点か…。 みんな頑張っているのにタイミングがずれたまま。本番どんぴしゃにテンションの頂点を持ってくるのがどれだけたいへんかってことですよね。冬季オリンピックのときのスケート荒川さんが成し遂げたことは、本当にすごかっ…

くまつながり

昨夜の日本戦、オージーに惜敗。 なんかもの足りない。 某キーバー、すごいのに天然。大丈夫か日本!夏に、またマシュー・ボーン作品が来日します。『シザーハンズ』。あのシザーハンズの舞台版です。 マシュー・ボーンのことを考えていると、なんか劇団☆新…

逆ギレ文七

博多座、昼の部。 『熊谷陣屋(くまがいじんや)』『三人連獅子(さんにんれんじし)』、それと『人情噺文七元結(にんじょうばなし・ぶんしちもっとい)』。 50両をなくして大川に身を投げようとしていた文七(勘太郎)と、そこに通りかかった長兵衛(勘…

勘太郎狐

福岡です。 ちょっと夏っぽい。やっぱり南なんだなあ。 ゆうべ23時をまわって着いたのですが、ほんのちょっとの安さにひかれて駅から離れたホテルにしたら、荷物がとっても辛かった…。経費と時間と体力、ものごとはトータルで考えないとだめね、ホント。十…

メタルマクベス

きっとゲキシネあるし、いいよね。 …と自分をごまかそうとしていた劇団☆新感線『メタルマクベス』観劇@青山劇場。 やっぱり、観に行きました。『マクベス』に限ったことではありませんが、掘っても掘ってもまだ掘りさげられる世界観を作ってくれちゃったシ…

岩田翼さん

ちえちゃんと吉祥寺にお芝居を観にいきました。 クリスティ原作の『ゼロ時間へ』。劇団昴の岩田翼さんが出ています。ちえちゃんはお仕事で岩田さんとご縁があったのですが、私のほうは、そういえば『ウィンター・ローズ』の”お医者さま”役で拝見したことがあ…

ブラ〜ボブラ〜ボ

五反田ゆうぽうとで、忍者イリュージョン「NARTOーナルトー」観劇。最初30分くらいだけ世界に入り込むのに苦心しましたが、これは演出のきだつよしさんや役者さんたちのせいではありません。ゆうぽうとはとても四角いので、バレエなどの額縁ステージ…

新トート誕生!

昨日のこと。 京都から日生劇場へ直行し、新しいトート誕生の瞬間にすべりこみました。「エリザベート」の初日ソワレ、武田真治ミュージカルデビューです。いかにもグランデアモーレな山口トートのスケールの大きさや、あなたのハートを掴んで離さない的セク…

愛あればこそ

宝塚雪組『ベルサイユのばら』観劇。 かしちゃんアンドレのルックスとキャラクターがアンドレのイメージにどんぴしゃだったこと、原作ではちょっとひっかかるロザリーが舞風マジックによりとても可憐で力強かったこと、ミズさんのがらっぱちアランが生き生き…

ナイスぷるぷる

「伊勢音頭」、やっぱり好きだなあ。仁左衛門さんの貢、青筋たててぷるぷる怒ってるのがたまりません。なぜ観客というのは、こういうふうに「美しい人がいじめられてぐっとこらえているところ」を見るのが好きなんだろうか。人間ってそういうもんなんだろう…

ミリオン

まずは大手町のバイト先。議事録仕上げのための休日返上のはずが、そこにいれば当然どんどん新しいことが入ってくるのはしかたがない。ホテル予約して〜、地図送ってちょ、昔のレシピある?いつまでたっても議事録までたどりつきませんて…。ともあれ右から左…

ビューティフル

青山劇場で『ビューティフル・ゲーム』観劇。 1960年代のアイルランド、サッカーを愛するごくありふれた青年たちが宗教紛争に巻き込まれていく現実を描いたミュージカル。音楽はあのアンドリュー・ロイド=ウェバー。脚本のベン・エルトンは、もとスタン…