こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

映画のこと

カレンダー・ガール

映画『カレンダー・ガールズ』。 イギリス、ヨークシャーの田舎町が舞台です。 平凡な毎日。 丘の上の太極拳もどきとか、 バザーでの出品コンテストとか、 ブロッコリーの育て方くらいしか話題のない婦人会に あきあきしていた主婦たち。 ひとりの主婦・アン…

オビ・ワン!

小学生のころ、プールのへりのところで 「オビ・ワン!」「ケノビ〜」といいながら 蹴伸びを繰り返したことがありますか。 私は、あります。 そんな『スター・ウォーズ』の完結編、ついに観ました。 感無量。 実をいうと、観にいくまではなぜかちょっと めん…

プロデューサーズ

東京厚生年金会館にて、来日ミュージカル『プロデューサーズ』。 こりゃすごい!

ビスコ

美味しいですよね。 ロングセラーの力。 もちろんいまでも2枚に分解して、1枚ずつ食べます。

21グラム

そしてまだ背中痛いよ! 寝てると余計痛いってのはどうしたらいいんでしょう。 気を紛らしたら治るのではないかと思い、 ビデオで映画『21グラム』を観たら、 あまりに重くて骨に悪い…。 突然の交通事故で夫と幼いふたりの娘を亡くした主婦(ナオミ・ワッ…

理由

WOWOWで、 映画『理由』(大林宣彦監督)をやっていたので なんとなく途中から見始めたんだけれども。 東京・荒川の高層マンションで起きた、 一家皆殺しという残忍な事件。 しかし実はこの一家は、家族にみせかけた まったくの他人同士だった−−−。 宮…

トライポッド

映画『宇宙戦争』。 宇宙というかほとんど親子愛の物語なので、 びっくり宇宙人も含めて シャマラン監督の『サイン』に近いテイストを感じます。 トム・クルーズのダメ親父ぶりに笑い、 ダコタ・ファニングがまだギャルになってないことに安心し、 反抗期の…

モ・クシュラ

映画『ミリオン・ダラー・ベイビー』。 フランキー(クリント・イーストウッド)が マギー(ヒラリー・スワンク)にプレゼントした ガウンにぬいつけてあった言葉 「モ・クシュラ」が、 いつしか彼女の愛称になります。 大声援を受けながら勝ち進む彼女を待…

おとったん

神田の岩波ホールで映画『父と暮せば』を観た。 原爆から3年後のヒロシマに”暮らす” 父=竹造と、娘=美津江の4日間を描いた 井上ひさし氏のふたり芝居を映画化したもの。 何年か前に観た舞台も胸に深く残ったけれど、 今回の映像もとても辛く、優しく、温…

三千里

映画『ロスト・イン・トランスレーション』を観ました。 ソフィア・コッポラ監督。 なんか好きだった。 優しい作品だったな。 主人公たちが優しく、主人公をとりまく人々も優しく、 みんな寂しく優しく。 三千里薬局の看板の長いどアップには笑った。 なぜ数…

コールド・マウンテン

ゴールデンウィークに、よりによってすごい天気。 行楽地のみなさんは大丈夫でしょうか。 自分も、ビル風のいっそう激しい六本木にて 映画『コールド・マウンテン』を観ました。 アメリカが今まで関わった戦いのうち 唯一公然と恥じている南北戦争の一端を、…

けんかをやめて

いよいよ今月も徹夜週間がはじまります。 と思いきや、今日はわりと早めに作業が終わってしまったので、 映画『恋愛適齢期』を観て帰りました。 50代でバツイチの売れっ子脚本家、エリカ(ダイアン・キートン)。 何不自由ない独身生活を謳歌しているが、 …

ウエストサイド物語

ずいぶん久しぶりに、 ビデオに録ってあった映画『ウエストサイド物語』を見て、 ちょっと驚きました。 このシーン、あったっけ…の連続。 結構、覚えてないものだな。 というか、覚えてるシーンと覚えてないシーンの差が激しい! 小さいころから繰り返し見て…

天井低い

今日「本音会」で行った銀座の居酒屋「黒船屋」の 2階席がロフトみたいになってて、 私の身長でもかがまないといけないくらい低かったんだけど、 とても居心地がよかったです。 ものすごく高い天井も気持ちいいけど、 ものすごく低いのもまたいいね。 「本…

All you need is love

仕事と仕事のあいだが大きくあいたので、 チャンスとばかり『ラブ・アクチュアリー』を観ました。 ヒュー・グラント最高! 首相官邸でのひとりダンス最高! そしてアメリカ大統領にビリー・ボブ・ソーントンて! 登場人物たちはみんながんばって 自分の「愛…

夜はこれから

22時すぎの六本木ヒルズ・ヴァージンシネマ。 いい感じに、静かに賑わっています。 『ホテル・ビーナス』レイトショー。 台詞はみんな韓国語なのに、 異国語な感じがまったくありませんでした。 くさなぎくんは言わずもがな、 日韓どちらの役者もみんな、 …

旅の仲間、解散

とうとう観ました、 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』。 3時間。終わったら真夜中だった。 でも長いって気がぜんぜんしなかったな。 エンドロールというか、 登場人物たちの絵姿がつぎつぎに出てくるところで、 なんかもう感極まってしまいました。 …

新選組異聞

映画『壬生義士伝』を観ました。 浅田次郎さんはなぜこんなに いろんなものが書けるんだろうなあ。 日本アカデミー賞の会場で、 このチームだけ特異な結束の固さがあったらしいのですが、 最後に「この映画ができあがったと同時に 編集監督が亡くなりました…

シービスケット

辞書でひいたら、 堅いパンとかウニの一種らしい。 ウニねえ。 競走馬の名前って自由だな。 映画『シービスケット』、観てきました。 なんとなく絵柄が 『サイダー・ハウス・ルール』っぽかったのは、 単に主役がトビー・マグワイヤだからだろうか。 なんと…

アカデミー賞

雪。びっくり。 3月って思いがけず寒いの忘れてた。 雑誌の発売日に降られるとホントに困るんだがのう。 でもがんばって搬入、梱包、封入、搬出にいそしみました。 あいまの楽しみは、 アカデミー賞メール速報フロム父。 なかでも、受賞結果以外のみどころ…

完結編に向けて

ロード・オブ・ザ・リングの最初の2作、 『旅の仲間』『二つの塔』を 通しでおさらいしました。 圧巻。 導入の勢いのある『旅の仲間』に比べて、 『二つの塔』になると仲間たちが3つに別れしまって それが同時進行していくので、 ちょっと気持ちが落ちつか…

ミスティック・リバー

アカデミーノミネート作品鑑賞第1弾 『ミスティック・リバー』。 観ているうちに、どんどん問題がすりかわっていく。 シェイクスピアのようでもあり、 ギリシャ悲劇のようでもあり、 西部劇のようでもあり。 ただ、西部の町に吹くような カラカラに乾いた風…

『ベント』映画版

あらためて観てみました。 マックス役は『クローズ・ユア・アイズ』 (『バニラ・スカイ』のオリジナルのスペイン映画)で 主役やってた人なのね。 ホルスト役の彼は小柄でいつもまじめな顔をしてるけど、 笑った瞬間、顔がくしゃくしゃになるのが印象的。 …

指輪、やっと2作目

やっと『ロードオブザリング2』を観る。 フロド(イライジャ・ウッド)はあいかわらず マンガみたいな顔だちで、 それが指輪の毒気にやられてどんどん弱っちゃって、 もうもうかわいそうなんである。 エントという、歩いて喋る木の精みたいのが出てくるのだ…

映画『レッド・ドラゴン』。 印象に残るのは目です。 被害者の目に鏡の破片がはめてある (だめだ文字にするだけで痛い…)って ショッキングな映像のせいかもしれん。 ポケットからうっかりはみだしてる 手袋の指先まで見逃さないレクター博士の視線。 エド…

さよならレスリー

昨夜遅く、香港の俳優、 レスリー・チャンの訃報が舞い込みました。 『欲望の翼』の汽車の中でのモノローグとか、 『さらばわが愛/覇王別記』ラストで喉に刀を当てた残像とか、 『ブエノスアイレス』の毛布を抱きしめて泣くところとか、 『上海灘』で車の窓…

オスカー

第75回アカデミー賞授賞式、予定どおり開催。 『千と千尋の神隠し』おめでとう! これからはオヅ、クロサワ、ミヤザキ、 ってことになるんだねえ。 ほかもそれぞれ納得のいく結果でしたが、 『戦場のピアニスト』の主演男優エイドリアン・ブロディが 実はあ…

アザーズ

夜中に、映画『アザーズ』のビデオを観た。 予告編の印象ではアシモフの『ねじの回転』みたいな話かと 思ってたんだけど、ぜんぜん違った。 びっくり…。 なにか大きな衝撃にあい、 それを受けとめきれずに壊れてしまった主人公たち。 けれどもきっかけを得て…

キス☆キス

渋谷シネマソサエティに 映画『キス☆キス☆バン☆バン』を見に行きました。 引退しようとしてた殺し屋が、 体は大きいけど子供のままの心をもつババという男と出会って、 彼と過ごす新鮮な毎日のなかで大事なものを取り戻していくという 温かいストーリー。 た…

ニューヨーク

映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』を見に行く。 ニューヨークという街は、 さかのぼって1930年代くらいのイメージまでが強くて、 それよりもっと前、 まだ土がむきだしの道だったり、 れんがや石のたてものばかりという姿だった頃があるなんて これ…