こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

チキンブリトーウマー

ゴールデンウィークの締めくくりに
映画「バトルシップ」を観てきました。

太陽系外に地球によく似た惑星がみつかったので、
交信しようと思ってレーダーを送り続けてたら、
そこからいきなりものすごい勢いで謎の物体が飛来。
そのうちのハワイ近海に落下した物体は
周囲にバリアを張り、ものっそい「敵」にニョキニョキ変身。
合同演習中だった若い海兵隊たちは、
そのバリアの中、命を賭けて戦うことに…。

ジョーにシンプル。

もちろん、ここにダメダメ主人公の人間的成長とか
肌の色を超えての友情とか
トラウマからの脱却とか
兄弟愛とか親子愛とか
先人に学べとか
アナログあってのデジタルであるとか。

チキンブリトーは超テッパンな食べ物であるとか。

そういうのもわかりやすく盛り込んであって、
いろいろ細かく楽しめる上質な「B級」です。

エイリアンもので戦闘場所が海って斬新かもしれない。
でも、あの異星人たちの戦いっぷり…
マシンの威力はとてつもないけど、
戦闘手腕が弱すぎるんだよね。
少なくとも鍛え抜かれた兵士ではなく、むしろ
あの星からレーダーばんばん来るからとりあえず見てこいって
送り込まれてきた科学技術者なんじゃないかと。
丘の上でコードみたいの一所懸命つないでたしさ。
トカゲ目のレーダーも基本、
金属っぽいものにしか反応しないみたいだったし、
草野球の子供たちにはなんの危害も加えなかった。
人間側のみなさんは、

コロンブスの時代を思い出せ、侵略者というものは必ず凶暴である

とかいう理屈で攻撃してたけど、

おまえらが言うか(笑)!

それにしても、
米軍と日本の自衛隊が手を組んで
人類のためにハワイを攻撃する、って
とんでもないシチュエーションですよね。
(↓ネタばれなので、白黒反転させます)
いよいよミズーリ号が稼動して、作戦聞いたじいさんも
「なんてっこった…!」って唖然としてたもんね。

トンデモ設定(で、しかもまじめに作られてる)からこそ
設定できた状況なのかな…とも思いました。

そもそも、トラウマの深さとか人命の尊さとか
そういうこと考えたら
この映画観るっていう選択ゼロだけど…。

女性海兵隊員レイクス役のリアーナが可愛かったです。
ちょっと抜けてる同僚のオーディをからかって
怒らせようとするくだり、

レイクス「このケンタッキー・フライド・チキン野郎!」
オーディ「ケンタ旨いよね〜!」
レイクス「あんた店の前に立ってるオヤジそっくりじゃん」
オーディ「ハンサムじゃないあの人?」
レイクス「…(怒)」

のやりとりがツボでした。

そして、主人公をめっちゃ可愛がってくれるお兄ちゃんの
アレクサンダー・スカルスガルドが素敵と思ってたら、
ステラン・スカルスガルドの息子!