オルフォウス!オルフォ〜ウス!
新宿駅東口の繁華街を急いでいたら、
綾小路きみまろさんに遭遇。
雑踏の中でもあの髪型は紛れようがない…。
『風のオルフェウス』観劇。
作・演出のラサール石井さんが、
シアタートップスの狭い入り口でお客さまをお出迎えです。
入り口はともかく、
あいかわらず消防法ぎりぎりの座席配置に
エコノミー症候群まっしぐら。
しかしそんな狭さもまったく気にならないほど、
最初から最後まで笑いっぱなしでした。
宝塚モノ、というか、
「幹部」と呼ばれるスタッフの苦労を描いた物語。
スターのわがままにふりまわされ、
それでもスターとファンのために奔走し、
ふと人生これでいいのかと立ち止まり。
先月拝見した『ジッパー』もそうだけど、
ラサールさんは今、かなり宝塚に興味をお持ちのようです。
まあリアリティーに基づくフィクションといってしまうと
ホントの幹部の人たちが観たら怒るかもしれませんが、
きっとあれに近い辛さややるせなさって
実際にあるんだろうな。
しかし小林美江さんの酔っぱらい演技と、
「ピンクハウス…ヒンズースクワット…語呂は似ている」
には、参りました。