こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

謎の着信

午後、ふと携帯をみたら
登録のない電話番号から着信が。


携帯を変えてから、知り合いでも
ちゃんと登録できていない番号がたくさんあるので
おそらくそのひとつだろうと思いましたが、
万一ワン切りみたいなのでもつまらないなと、
折り返す前にネットでその番号を検索してみたところ。


都内某所の警察署の代表電話。


あわてました。
誰かに、なにかあったのかもしれない。


電話がつながると、女性の方が


「これは署の交換台の電話番号で、
 すぐにはどこの部署からおかけしたかわからないので
 調べて折り返すので切って待っていてください」


といってくれました。
1時間たっても電話がないので、
こちらからかけてみると、さきほどの女性が


「調べてみたところ、おそらく
 <ひったくり>などを担当している部署の者がかけたらしいのだが、
 その本人を探して電話をかけさせるので
 もうすこし待っていてください。
 なかなかかかってこなかったら、またかけてください」


…ひ、ひったくり?


あったことないし、
したこともない(あたりまえだ)と思いながら
さらに1時間待ってみましたが電話がないので、
またこちらからかけてみると、さきほどの女性が


「どうやら<ひったくり>の部署じゃなかったようだが
 館内放送しても誰がかけたかわからない。
 なにかあればまたかけると思うから、
 とりあえず、もう心配しないでください」



…いやいやいや、ちゃうやろー!



「わからないけど、心配するな」は、ちょっと違うんじゃないか。


間違い電話だったというなら、
それならそれでかまわないのです。
でも、明らかに署内から発信された電話の履歴がまったくわからないって、
警察なのに、そんなことあるの?


それよりなにより、
友人知人しか知らないはずの携帯電話に
警察から直接電話がかかってくる。


一般庶民が受けるその衝撃の大きさを、わかってないー!


最初に電話をかけ直すまでの間、私の頭のなかには、
両親はじめ、高齢だったり体調がよくなかったりする知り合いたちの顔が
ぐるぐる、ぐるぐるまわってたんやぞ。


交換の女性も、途中で代わってくれた男の人も
丁寧でいい人だったけどね。つい、



1本の間違い電話から
国家権力に追われることになった主人公
その先には知られざる大きな闇が



みたいな想像を(映画の観すぎ)。