こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

しっぽ

今朝起きてから数時間の
衝撃の発見&学習!
あっ、虫の苦手な方はとばしてくださいませ。
私も昔はめちゃめちゃ苦手でした。
いまもまあ、得意ではないはずなのだが。

起床後と帰宅時、
10日くらい前に発見したオリーブの鉢植えにいる
アオムシくんの無事を確認するのが
日課になっていたワタクシ。
直径5ミリのてんとう虫からでさえも
全速力で逃げ回ってきた今までの人生を思うと
我ながら不可解な行動パターンだったが、
なんかこー、抗えない吸引力があったんですよね。

で、今朝ベランダに出て見てみたら

「…いない!」

また鳥にやられたー!

じつは3匹いたのに
いつのまにか1匹だけになってて、
この子だけは守りたいと思っていたのに…

あきらめきれずに
くまなく鉢植えをみつめていたら。

あっ、土の上に落っこってる!
潜ってる!
しっぽが見えてるー!
注)この子、おしりのとこに
ちっちゃいピンとした角があるんです

木に戻りたいのに戻れないのかな、
手伝ったほうがいいのかなと思ったとき、
なんとなくそのおしりに意志的なものを感じたので、
慌てて「アオムシ、角、潜る」で検索してみました。

そしたら
あまりにもバグズライフな方たちがたくさんいて(笑)
あっという間にわかりました。

「その手の子は
 ごはんをいっぱい食べたあと
 秋には越冬準備のため土に潜ってさなぎになる。
 出てくるのは来年5月くらい。
 ひとばんでいなくなって心配な子のうち、
 半分くらいはそのパターン」

…ってことは、
あのいなくなった子たちも、
鉢植えの中に潜ってるかもしれないんだ!
と思ったら泣けて泣けて(笑)、
末っ子のしっぽが完全に見えなくなるまで
ずーっと見守ってしまいました。

ちなみにこんなきれいな子は
どんな蝶になるんだろうと思ってたのに
どうやら「シモフリスズメ」という可愛い名の
人畜無害で人気の「蛾」らしい(笑)。
そういえば学校で習ったよね、
きれいな蝶の幼虫はグロい、
きれいな幼虫はたいていは蛾になる、
そうやって世の中のバランスは保たれているのだと===3

来年の5月まで
土が乾きすぎないように気をつけつつ
面倒みるから、よく寝てねー。
大人になったあなたがたから逃げ回らずにすむよう、
春までにもうちょっと精進しときます。

あーいま小学生だったら
このこと夏休みのレポートに書くのに!