こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

走り続けるって、疲れないか?

ゴールデン街を抜けるあいだ、
迷わずここを通りぬけて
目的地へたどり着けるのかという不安で
胸がいっぱい===3



…でしたが、
どうにか新宿文化センターに到着。
わらび座の『アテルイ−北の耀星−』を
観にいきました。



物語は、平安時代、
今の岩手県あたりで暮らしていた
蝦夷(えみし)の人々。
侵攻してきた大和(やまと)との戦いで
リーダーとなった青年アテルイを中心に描かれます。


坂上田村麻呂とか超懐かしい!
会ったことないけど!


蝦夷の人々を思い、
美しい郷土・日高見(ひたかみ)を思うあまり
ひとり戦いに突き進んでいくアテルイは、
『Endless SHOCK』のコウイチのようでもある。
アテルイに思いを寄せながらともに戦い、
好きな人の腕の中で息絶えるタキナは
レ・ミゼラブル』のエポニーヌのようでもある。


いつの時代も、どの国でも、
人の思いは同じなんだなあと思った。




わらび座さんはとにかく、
剣を持った舞いと鳴り物が圧巻====3!
クライマックスで、
向かって下手の舞台上で叩いていた役者さんの
太鼓叩くバチが早すぎて、
もはやハチドリ効果(速すぎて止まって見える)。


まじめに、丁寧に芝居に取り組んでいる空気が
ロビーのたたずまいからも伝わってきて、
これから、もっとたくさんの人に
見てもらえたらいいなと思う作品、劇団でした。


そういえば、おととし
東北新幹線で秋田に行ったとき、
田沢湖のそば通ったなあ。
いつか、わらび座さんの本拠地も訪ねてみたいです。


田沢湖ビール、気になる…。