こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

カモカのおっちゃん

先日、246沿いを歩いていたら
コンビニから突然、カモカのおっちゃんが!


國村隼さん。
カモカのおっちゃん。


いま、NHKの朝ドラ「芋たこなんきん」で
主人公・町子(演じているのは藤山直美さん、
ドラマ原案者の作家・田辺聖子さんがモデルです)
のご主人、健次郎を演じている役者さん。
たとえば、三谷幸喜さんのドラマ「HR」では
カラスの絵が上手な大工の八木田さん、
あるいはタランティーノの映画「キルビル」では
ルーシー・リューに首をふっとばされるヤクザを
演じていた人です。


カモカというのは
悪い子を食べてしまう妖怪の名前で、
町子が子供のとき


「夜更かししてると、カモカが来るで!」


と言われて想像していたカモカの顔に
健次郎がそっくりだったため
そんなふうに呼ばれるようになりました。


國村さんは
基本の顔が般若の面みたいで「怖い」ので
きっといかにもカモカなのでしょうが、
それがなんともいえずセクシー。
立ったり座ったり歩いたり、
そういう動きもひとつひとつきれいな方なんですね。


健次郎さんは町医者なので
よく家の中でも白衣を着ているのですが、
お茶の間で畳に座るとき、その白衣の裾をひらっとやるんですよ。


座ったら座ったで片膝立てて、
その膝の上に右肘乗っけてさらにそこに顎のせて。


そういえばよく手首も触っています。
町子との結婚式に診察のため遅れてきて、
タキシードの袖のカフスを留めながら廊下へ走り込んできたのですが
それがまたとてつもなく色っぽいわけです。


そんな國村さんに
コンビニからいきなり出てこられても、
ただただそのセクシーなお背中を見送るしか…。



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