こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

わんわんぱぱ

歌舞伎座の昼の部開場前に、ロビーで従業員の方の朝礼があります。今日はどなたかお誕生日の方がいらしたらしく、そのお祝いをなさっていました。「日本では昔、誕生日のその前の日に年を重ねるという考えかたがあって、それからいくと○○さんは既に昨日、二十ウン歳になっていたんですね。ちなみに4月1日が誕生日の人は3月末に生まれたとして、ひとつ前の学年に入るわけです」と課長さんのお話に、86へぇくらいのどよめきが起きていました。なんか、いい朝礼だな。

お着物でいらっしゃるお客様や、奥様方の帯に犬が描かれたものが多いのは、歌右衛門さんがとても犬がお好きだったから。飼っていらした犬の種類はいろいろだけど、名前は代々「花子」ちゃん。口上のご挨拶によると、勘太郎ちゃんは小さい頃、歌右衛門さんのことを「わんわんパパ」と呼んでいたそうです。

夜は、会議出張のため西へ移動。業務命令は明日の日帰りなのですが、個人的なプランのため自費にて京都に前泊します。新幹線まで時間があったので、両親を呼び出して東京駅の黒塀横丁でごはんを食べました。東京駅もずいぶん素敵になったねえ。