こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

ぬのだいふらんす

ラーメンズ小林賢太郎さんソロライブに、おおまりが連れていってくれました。初めて見た賢太郎さんは、背の高い黒目勝ちなこけしのようでした。というより二枚目モードに入っているときの生瀬勝久さんのようでした。ライブのタイトルは『maru』。基本的にまるいものをテーマに、コントやら切り絵パズルやらパントマイムやら言葉遊びやら、品がいいのにくだらない技連発。まさに「素晴ら無駄」な2時間。たくさん拍手をもらってちょっとべそかいてたのも可愛かったな(笑)。

終わったあとはおおまり、舞台監督のおざきさんと愉快な仲間たちのみなさんと、大久保駅の裏手にある「かんちゃん」で飲みました。ライブネタのひとつ、新作落語みたいな「しろやぎさんくろやぎさん」は太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」がベースになっていたのだけど、賢太郎世代ではリアルタイムじゃないんじゃ…と思ったら、まるやまさんが「椎名林檎がカバーして流行ってますよ」と教えてくれた。なるほど。やはりいい曲は歌い継がれるものなのですね。っていうか、林檎さんのあの声で「いいえ、あなた…」って歌われたらもう矢も盾もたまらず田舎に帰ってしまいそうだが。