こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

キャンパスライフ

学祭なんてものに行ってみました。いや若い!ひたすら若い。私にはなかった青春がここに…。まあ私自身も、学祭は4年間皆勤で参加したので決して縁がなかったわけではないのだが、なにしろ所属していたダンス部にとってはこの日が地味ながら1年の活動のピークだったもんですから、前日から本番終了まで(というか1週間前ぐらいからずっと)薄暗い講堂にこもってしまうのが常でした。だから、こういう晴れやかな外の風景を味わうことがついぞなかったんですよね。でも、あのこもった生活も、あれはあれでかなり楽しかったけども。遅くまで稽古してると夜の講堂って妙に神秘的だったし、そんな場所でみんなでお弁当食べたりしたし。講堂といえば、今日は「中村勘太郎丈・七之助丈講演会」を拝聴してきました。勘太郎さんの「本日は…中村勘太郎です」という珍妙な挨拶からはじまり、七之助さんはしゃべりにしゃべりまくり、明日の勘太郎さんの誕生日を祝ってハッピーバースデイを歌ったり。肝心のトークは、学祭の講演会によくある「進行役が舞いあがってしまいむしろゲストが司会進行」でおもしろかったです。似てないようで非常によく似ているご兄弟ですが、たびたびシンクロしたりするとむしろ二卵性双生児のようにもみえます。無人島発言とか運動会骨折事件とかペネロペ・クルスはカラオケ大好きとか、笑えるエピソードてんこもりでしたが、芝居、踊りのこととなると謙虚で真摯。ご一家で新潟へ行ってきたそうで、「テレビの映像ではわからない。みんな忘れちゃっているけど、現地ではまだまだ災害が続いていると思いました」とも。そうだよね。そんなときこそ、踊りや舞台がみなさんの元気の元になるといいですよね。