こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

…祝うのか(笑)

映画『キル・ビル2』。


ずいぶん前に録っていたのをようやく観ました。
1作目からの続きなので、
はじまるなり「第四章」とかだったりします。


1作目ほどのびっくりはないんだけど、それは観るほうの問題であって、
やっぱりすみからすみまでコテコテに凝った優美な珍作。
これだけ情操教育にプラスのない作品を撮って、
それがどうやってもおもしろいんだから
タランティーノってすごい。


最も笑ったのは、ブライド(ユマ・サーマン)の回想シーン。


赤ちゃんができたとわかり、
妊娠検査薬を片手にショックを受けているさなか、
東洋系の刺客=カレン(だったかな)が襲ってきます。


ブライド「そこに落ちてる検査薬みてよ!」
カレン「…(外箱を拾い、使用上の注意を音読しはじめる)」
ブライド「外箱じゃねーよ!」


的な会話も笑うんだけど、
結局カレンがブライドを殺らずに去っていくとき、
ドアに大きくあいた穴の向こう側からどんな捨て台詞をいうのかと思ったら


カレン「…おめでとう!」


…(笑)。


女殺し屋にとって子供ができるっていうのは、
殺し屋人生をそっくり覆してしまう「事件」のようです。