こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

胃に幕を張ろう

そういえば
マクベス夫人っていうけどさ、
マクベスって名字なのかな。
原作に夫人の本名って出てきたっけ?

劇団☆新感線と、宮藤官九郎の脚本と、
メタルロックの取り合わせが生んだ奇蹟。
シェイクスピアが書き残した悲劇のキモを抉り出す
ミュージカル『メタルマクベス』。


360度ステージに囲まれた客席が場面ごとに回転する
遊園地のアトラクションみたいな劇場で、
3通りのキャストでの再演が実現しています。
本日は2バージョン目、『disc2』。

歌声がますます色っぽいランダムスター(マクベス)尾上松也、
小さな体でド迫力のグレコ(マクダフ)浅利陽介、
眩しいほどのエネルギーに溢れたローズ(マクベス夫人)大原櫻子、
哀愁漂うレスポール王(ダンカン王)木場勝己、
目力抜群のレスポールJr(ダンカン王の息子)原嘉孝。

そしてエクスプローラー(バンクォー)岡本健一。

橋本じゅんさんのテンションがベースにある
エクスプローラーを
どうやって岡健が…と誰しも思ったわけですが、
うまい具合に上品な仕上がりに!
あのアンニュイなお顔をして
あのスモーキーな声で歌われると
「彼女のブーツはブタの耳のにおい」が
普通のラブソングに聞こえてくるから不思議です。


王子様コスみたいな珍妙な服を着せられる岡健。
血まみれで変顔する岡健。
てっぺんハゲのヅラをあてがわれる岡健。
下ネタにも果敢に挑戦する岡健。
「あんたほんとは親世代でしょ」(事実)
「大きい子どもがいるんじゃないの」(事実)
と、イジられまくる岡健。
だからこそ、息子マーシャルとのやりとりに父性がにじみでる岡健。


そして、王の葬儀の場面で
泣きのエレキを弾きまくる岡健…。


岡健祭り、豊洲市場前にて絶賛開催中。