こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

中村座メモ

来週、両親が中村座に行くのだが、
これはいろんな意味で「しおり」作ってあげないとだな、
と思ったので、忘れないようにメモ。



【中村座について】


浅草駅から遠いっす!
チラシにある「徒歩12分」は競歩した場合です、
20分みるか、足の弱い方はタクシー推奨。
靴脱ぐので、靴下の穴に注意。
お尻の痛い椅子だけど、前の椅子に足かけて喧嘩勃発、
という場面を目撃したので、これも注意。
見辛くても昔の小屋はこうだったと思って楽しむべし。
寒ければブランケットレンタルあり。
売店の品数少ないので、お茶や小腹対策品は
あらかじめ用意していったほうがよいです。
帰りは浅草駅までの無料バスにありだけど、
天気がよくて元気があれば夜桜の川べり流したら最高では。


【小笠原騒動あらすじ】


九州・豊前国。小笠原家では、お家乗っ取りを企む執権・犬神兵部(勘九郎)とお大の方(七之助)一味の陰謀が着々と進んでいる。


そんな中、狩りに出た藩主の小笠原豊前守(彌十郎)が白狐を射ようとするのを家臣の小笠原隼人(扇雀)は押し止め、また藩政の乱れを意見するが、兵部やお大の方の言いなりとなっている豊前守の逆鱗に触れ、閉門を言い渡される。


兵部は、大望の妨げになると隼人に刺客を差し向ける。絶体絶命に陥った隼人の前に、最前助けた白狐の化身である奴菊平(扇雀)が現れ隼人を救い出す。


隼人の家。閉門を解かれる祝いに大石百介(亀蔵)らが訪れたので妹の小萩(新悟)にもてなしをさせるが、持たせの酒が毒酒であることがわかり、召使のお早(七之助)に分家小笠原遠江守(とおとうみのかみ)(勘三郎)への密書を託す。
が、お早はその道中で、兵部に加担する足軽の岡田良助(橋之助)に殺され、密書を奪われる。
妻のお早を殺された飛脚の小平次勘九郎)は、すぐさま敵が良助と知る。


貧窮にある良助の家は、母お浦(歌女之丞)、女房おかの(扇雀)、娘お雪(子役)とその弟の赤ん坊の五人暮らし。掛とりにきた米屋(笹野高文)らは、けなげなお雪の訴えをきき、掛けを帳消しにするばかりか自分たちの着物を置いて帰っていく。
帰宅した良助は、お早の怨霊にとりつかれた末に自らの愚かさを悟り、真人間に改心するが、家族を一度に失ってしまう。


良助の改心を知らない小平次は後を追い、水車小屋で激闘の末、良助を討つのだが、断末魔の良助の言葉で本意を知り、遠江守へ届ける兵部一味の連判状と訴状を託される。


程なく通りかかる遠江守の行列に小平次はとびこむ。遠江守の側近、林数馬(国生)にとりなしを受け直訴をした瞬間、一発の銃声が辺り一面に響くが、かつて隼人に助けられた百狐が恩義を忘れず、正義の者たちを助ける。


お大の方、悪事がばれてあっぱれな自害。


兵部、追っ手に追われて大立ち回りの末、討たれる。


幕。