こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

テヅカ→ヤマガ

オーチャードホールで「テヅカ」を観たあと、
♪おどまぼんぎりぼんぎり…
と余韻を引きずって文化村のロビーを歩いてたら
ダンス友たちに遭遇。


「テヅカ」からの「山家」。



お互いの感想の温度差と、
大人計画並みにキャラ揃いな山家の店員さんたちに笑い転げ、
舞台人の将来すべからく幸あれという結論で別れました。
楽しかった===3




「テヅカ」は、ダンスがどうというより
もう音楽から映像から装置や幕の1枚1枚までが
ひとつのパフォーマンスで、
手塚漫画の持つ、
かわいらしさ、親しみやすさだけでない
怖さと強さを
表現していたように思う。




特に「鉄腕アトム」に託されたテーマの重さ。




ステージ終盤、
ふつふつと不気味に膨れていく黒い雲の前で
問いかけるように浮かび上がったアトムの
あどけないシルエットが忘れられない。



森山未來くんを舞台で観るのは
ほんとうに久しぶりだったけど、
長い手足でカンパニーの創る空気に溶け込んでいて、
ときどき任されるナレーションの
ぽつんと硬質な声もとてもよかったです。