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こまりさんの、はらぺこ手帖

今日もごちそうさまです。

浅草すべりこみ

なんかバタバタして忘れとった。
浅草歌舞伎。
来週の水曜日が千秋楽って
もう今日しか、今日しか時間当てる日ないじゃん!
と気づいたのがお昼すぎ。
チケットWEB松竹からは、すでに予約ボタン消失。


とにかく行くだけ行ってみようと
浅草公会堂まで出向いてみましたら、
よかった、当日券、あった—————!
なんで毎年こんな滑り込みなん…もうもう。



本日のお年玉(浅草歌舞伎では、はじまる前に
出演者が日替わりでご挨拶してくれるんです)は
市川男女蔵(おめぞう)さん。
オメちゃん…と、いうことは。


なんか、参加させられる(笑)。


オメちゃんは最近、
今回から浅草にも参加してる尾上松也くんとラジオ番組をやっていて、
そこで「オメッティー」と呼ばれてるんだそうな。
それプラス、今日、客席に千葉真一さんが観に来てたという理由から、


男女蔵「JJサニ〜!」
客 席「オメッティ〜、オメッティ〜!!」


の大合唱。
…恥ずかしいってオメちゃん。いやオメッティー。


演目のひとつめは
『一本刀土俵入(いっぽんがたな・どひょういり)』。
一文無しでふらふらと江戸をめざしていた
取的(とりてき=かけだしの相撲取り見習い)の茂平(中村勘太郎)が
酌婦・お蔦(市川亀次郎)に情けをかけてもらったことを恩にきて、
10年後、任客と成り下がった身でお蔦とその家族の危機を救う。
なんかもう、その場その場の終わり方にしみじみとした間があって、
心に染みるお話なんですわ。
空腹でよれよれ、天真爛漫なおすもうさん時代と、
背筋がピッとのびた、玄人オーラ駄々漏れのやくざ者。
その振れ幅の色気に翻弄される「勘太郎祭り」でございます。
この人の佇まいを前にしますと、
世の中悪いことばかりじゃないよなあ、とか、
もっと親兄弟や友だちを大事にしないといけないよなあ、とか
そんな気になって、泣けてくるんすよね。不思議。


もうひとつは
京鹿子娘道成寺(きょうがのこ・むすめどうじょうじ)』。
鐘に恨みは数々ござる。
弟御、七之助くんが白拍子花子にて大奮闘。
勘三郎パパのフラメンコっぽい熱い道成寺を思うと、
やっぱり七之助くんは持ち味どおりのクールなツンデレ。
年末に、おおまりに連れてってもらったバケさんのおうちで
三味線と鼓を触らせていただいたので、
あ、三味線の人の片手バランスすごすぎる、とか
いま鼓の紐ギュッてやってんだな、とか
そんなこと思いながら観るのも楽しかったです。
あらためましてバケさんとご主人さま、そしておおまり、
その節はありがとうございました。


しかし、やっぱり浅草はよいなあ。
ようやくちゃんと、年が開けた気がします。