こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

2週間ほどまえ、わたくし

むやみにコーラを飲みたくなっていたわけですが、
やはりその時から風邪は着実に進行しておったようで、
こないだの週末には珍しく熱なんぞだしてへとへとになりました。
ピークはすっかり超えたけど、
いまは実にすばらしい「咳」の段階にさしかかっております。
もうねえ、どこのじいさんかと。
迫力のわりにはぜんそく気味の空咳より楽で
むしろこれだけの「咳らしさ」だと咳き込み甲斐もあるのですが、
もう周りに申し訳なくてそっちのほうが冷や汗です。
職場はもとより、老親にも絶対に伝染せないしねえ。
誰にももらってもらえない風邪はどこに捨てたらよいのだらう。

ところで、風邪をひくと必ず同じ夢を見ます。
同じじゃないか。同じパターンっていうのかな。
たいてい揃っているアイテムが
「立派な建物」「飛行機」「間違って移動」「それほど困ってない」。
今回のをかいつまんでいうと

「レストランの調査のためまずはイギリスへ。
ヨーロッパの高級ゴルフ場のクラブハウスみたいな建物に入り、
これまた高級な木製のロッカーに荷物を入れたはいいけど
以前イギリスに来た時のポンド小銭を家においてきたことに気づき
荷物はそのままにあわてて帰国する。しかし考えてみれば
現地でカードをきるか両替すればよかったのであって
なぜわざわざ小銭のために帰国したのかと我ながら呆れ、
とりあえず戻ろうかな、荷物置いてきちゃったしな、
今から戻ってみんなと合流出来るかなあ…
とか考えながら成田でカプチーノを飲んでいる」

元手のいらない夢の中くらいもっと意味のある冒険をしろよ、
と我ながら情けなくなりますが、
しかし今回もこのクラブハウスの記憶っていうのがねえ、
ものっすごい鮮明なんですよ。
風邪のときに限らず建物って結構夢にでてくるんだけど、
日本のでも外国のでも、すっごいリアルなんだよね。
角を曲がる感覚、ドアノブの手ざわりまで覚えてる感じ。
巨大なクラブハウス、巨大なホテル、巨大な洋館、巨大な日本家屋。

団地で育ったから、でかい建物に憧れているだけなのか…。