こまりさんの、はらぺこ手帖

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

ナイスぷるぷる

「伊勢音頭」、やっぱり好きだなあ。

仁左衛門さんの貢、青筋たててぷるぷる怒ってるのがたまりません。なぜ観客というのは、こういうふうに「美しい人がいじめられてぐっとこらえているところ」を見るのが好きなんだろうか。人間ってそういうもんなんだろうか、いいんだろうかそんなことで(笑)。

時蔵さんのお紺がノーブルで色っぽい。梅玉さんの喜助、機敏なフットワークでいいねいいねえ。つい目がいってしまうのが浴衣姿の團蔵さんの北六、スーッと縦に長くて素敵なのです。東蔵さんのお鹿のかわいさ。実際にこういう子に惚れられたら正直うっとうしいだろうとは思うけれども(笑)、だからってなにも斬ることないじゃないか!青井下坂のせいじゃしょうがないのか。貢のバカたれ。しかし今月の東蔵さんは昼から夜へもう変幻自在ですねえ。新・松江さんの万次郎は、どうにかしてみんなが助けてあげたくなるようなお坊ちゃま、という感じがします。もっと見たい。それと、勘太郎ちゃんのお岸。ひそかに羽織と格闘しつつ、ことのなりゆきを心配そうに見守る、いつもながらのリアクション大王。ドラマチックで、たいへんお綺麗でございます。

ぷるぷるといえば、歌舞伎座の並びにある喫茶店「you」のオムライス。
「人様に教えたくない、でもやっぱり教えたい〜!」な美しさ、美味しさ、ぷるぷるさなのです。終演後、番頭の泰子さんに連れていっていただきました。泰子さんはとってもおだやかでマイペースな癒し系。なにからなにまでお世話になっています。