こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

男の子って…

映画『ハリー・ポッター/炎のゴブレット』。子供の冒険ファンタジーとして綴られはじめたシリーズは、ここへきてだんだん青春映画と化してまいりました。いい感じです。前作から、いやよく考えると1作目から既にお互いを意識しまくりだったロンとハーマイオニのやりとりは、スクリーンのこちら側からするともう犬も喰わない。冒頭の、ふとんをはぎとって「ちゃっちゃと起きてごはん食べちゃってよ!」からもうロンは尻に敷かれております。だけどホント、女の子のほうが先に大人になるんですよね。舞踏会で「だったら次は最後まで待たせないで最初に誘ったらどう!」と半泣きのハーマイオニに対し、ロンのリアクションはいまいち頼りない。このバカチンがぁ。さらに、そこに通りかかって「え、いま喧嘩してたの?なんで?」な超天然ハリーにも大笑い。ハリーとロンの大喧嘩の顛末も、まさに「Boys…」としか言いようがありません。次回作では彼らにもうちょっと精神的成長を遂げてもらわんといかんですな。