こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

フランス大使館

7月14日は「巴里祭」。
というのは日本が映画の邦題をつけるときに作った言葉で、
ほんとうは「独立記念日」か「革命記念日」。


フランス大使館のパーティーへ行ってきました。


といってももちろんお招きを受けたのではなく、
バイト先のパン屋さんがブースを出すので、
そのサーバー要員として出動したのです。


パーティーは3部制になっていて、昼から大にぎわいでした。
パンはバゲット(いわゆる長いフランスパン)、
ロデブ(ロデブ地方独特の、型に入れないで焼く素朴なパン)、
リブラン(玄米のパン)、
リュスティック(粉と水だけで焼いたあっさりしたパン)の4種類。


これをともかく薄く切りまくります。
かなり体力がいります。
そしてチーズのブースの方と交換でいただいた
カマンベールチーズを乗せて置いておくと、
これがどんどん売れる。
チーズを乗せるのが間に合わなくて、
ただ切ってあるだけでもみんなどんどん食べちゃう。
おみやげにもどうぞと包んでさしあげると喜んでくれました。
フランスの人ってほんとうにパンが好きなんだなあ。


準備に大わらわの厨房を走り抜けたり、
ブラスバンドのリハーサルを聴きながらパンを並べたり、
ピアノや骨董品らしきものがひしめく物置き部屋で
丸めたじゅうたんをベンチがわりに休憩したり。
パーティー終了を待たずにパンは完売したので、
お庭に出てビールやシャンパンもいただきました。
「働いたぜ」という実感を伴う遊び満載の1日、ぜいたくでした。


ちなみに、石坂浩二さんがみえたので、
心のなかで「象山先生!※」と叫んでおきました。


※象山先生…昨年のNHK大河ドラマ新選組!』で、
石坂浩二さんが演じた佐久間象山のこと。
死際に刺客の名を「かわは三本川かさんずいか」と
問いただすような細かさと
「わしゃ知らん!」みたいな豪快さの両面をもつ
魅力的な人物像でした。