2004年10月12日(火) 晴れ(東京)
ミラクル元年
西武ライオンズ、パ・リーグ優勝おめでとう!私は「やや巨人びいきでわりとどの球団でもオッケー」なのだが、西武に感しては、レオをトレードマークに掲げたときからの特別な愛着がある。なぜなら、ライオンが好きだったからである。西武デパートの前を通りすがったら、松崎しげるの絶唱するライオンズ応援歌「地平をかける獅子をみた」がエンドレスでかかっていた。懐かしい。これよく教室で歌ったなあ。♪ウォウウォウウォウラ〜イオ〜ンズ、ラ〜イオ〜ンズ、ラ〜イオ〜ンズ、ミラクル元年奇跡を呼んで〜。ともに歌ったクラスメートのコニコニは、伊東さんの大ファンだった。その伊東さんが今や監督だもんね。感慨深い。
2004年10月13日(水) くもり(東京)
ビバ丸の内
噂にはきいていたけど、すごいね丸の内。新スポットのひとつ、マイプラザのなかに、アルバイト先のパン屋のカフェができたので、YSK(焼肉首脳会談)のメンバーと一緒に飲みにいった。落ちつけて結構いい!カードホルダーを胸に下げてお財布だけ持った「残業中です」みたいな人たちも結構コバラを満たしに来てたな。おつかれさまです。元気になってもうひとがんばりしてください
2004年10月14日(木) 晴れ(東京)
くりころん
栗が美味しくなってきた。木の実系に弱いげっ歯類的嗜好者としては嬉しい季節だ。甘栗もいけるのだが(京都四条の林万昌堂なんか最高)、やはり生栗を蒸した美味しさは格別です。そういえば小さい頃、生まれて初めてつくった歌は「くりころん」だった。
くりころん 作詞・作曲=こまり
くりころん くりころん くりのうた
くりころん くりころん くりのうた
おひさまはあかいし くもはしろ
みんなのおこえ きかせてね
…歌の帰着点がばらばらですから。残念!
パイナッポ〜
ミュージカル『キャバレー』、今日は家族で観にいってきました。ずいぶんと雰囲気がこなれてきて、台詞や曲がうきたっていていい感じ。上條恒彦さん演じる果物屋シュルツと、今陽子さん演じる下宿屋の女主人シュナイダーのデュエット曲、通称「パイナップル」がなんともカワイイ。シュルツからもらったパイナップルを抱えて嬉しそうなシュナイダーと、その様子を見てさらに嬉しそうなシュルツ。サム・メンデス版の演出だと、上から数え切れないくらいパイナップルが吊りさがってきて笑えるのだけど、今回のグレン・ウォルフォード版はふたりのあいだに一個だけ。シンプルで印象に残ります。
2004年10月16日(土) 晴れ(東京)
男のサラダ
あっきーとじゅんちゃんと銀座飲み。ホットペッパーで気になった「千成」という店に行ってみようと地図を辿っていったら、インターナショナルアーケードに突入。なんと以前から気になっていた「男のサラダ」の店ではないか(笑)!思いきって入ってみると、店内は広く明るく、お酒も安め。そして頼んでみた「男のサラダ」は、意外にも普通な、こんな海鮮サラダだった。「どうして男のサラダなんですか」と聞いてみたところ、「うーん…なんででしょう」とのこと。美味。
2004年10月17日(日) 晴れ(東京)
道中でござる
青山まつり開催。ほんとにまつりの多い町だ。青山一丁目のほうから表参道に向けて大名行列、というか新撰組が行列するというので観に行った。座間の米陸軍ブラスバンドの演奏(カッコイイんだこれが!そしてみんないいひとそう。音楽通してなら、いくらでもともだちになれるものなのになあ)の後ろを、誠の旗を掲げた新撰組…と勤王派がのんびり一緒に歩いて来た(笑)。しかし某会社の入っているライズビル前広場でいきなり斬り合いが!観客の連れていた犬が興奮して騒ぎだし爆笑!のなかを龍馬とおりょうがあらわれて仲裁し一件落着。締めは、明治の洋装婚と和装婚のモデルカップルの方たちがお披露目。なにがどう青山まつりなのかはわかりづらかったが、結構盛り上がった日曜の午後だった。
2004年10月18日(月) 雨(東京)
ファントム
なんかこの秋から冬にかけては『オペラ座の怪人』尽くしらしい。来月にはケン・ヒル版が来日します。ファントム、というと今のミュージカル界では基本的にアンドリュー・ロイド=ウェバー版をさすといって差し支えないと思うのだけど、実は、ガストン・ルルーの原作を先にミュージカル化したのはケン・ヒルのほうなんだそうです。ロマンス色の強いロイド=ウェバー版に比べて、こちらはミステリー色が強く、元の物語に近いらしい。6、7年前に劇団四季の舞台(ロイド=ウェバー版)を観たんだけど…うーんなんかあれ、ピンとこなかったんだよなあ。膨大かつ熱烈なファンをもつ作品なのに、なんでだろう。今度の年明けには新作アメリカ映画版も公開されるらしいし、いい機会、再チャレンジせねば!
2004年10月19日(火) 雨(東京)
ローカルルール
「頂く」とか「下さい」はひらがなに開いたほうがいいんじゃないのか?なんでこんなところに「。」が必要なの?エンターテイメント、それともエンターテインメント?編集作業をやっているといろいろな疑問にぶつかるが、納得できないルールっていうのは、これがいつまでも身につかないもんなんだよね。いっそローカルルールとして、変だけどここではコレ!って宣言してもらったほうがやりやすいんだけどなあ…。
2004年10月20日(水) 晴れ(東京)
まさか座敷とは
田園調布駅の改札を出て左の階段をのぼりきると、左ななめ前に山小屋か海辺の小屋みたいな(どっちだ)サンドイッチ屋さんがあります。ちっちゃなカウンターで注文をしたら、中で食べるひとはテラス席を通って店内に進むんだけど、2階にあがるともっとびっくり。テーブル席の向こうに畳の座敷部屋がある。ここでビール飲むとつい寝っ転がりたい衝動が…。
2004年10月21日(木) 晴れ(東京)
副長!
秋のミュージカルの取材で新選組鬼の副長こと山本耕史さんのお稽古場へ。おお、歳さんだよ。なんだかんだで耕史くんの写真を撮るのはこれで3度めになる。ものすごくやんちゃでもあり、ものすごく大人でもあり、堂々としているようにみえてもしかしたらいま転校生みたいにドキドキしてるんじゃないかと思わせる表情もあり。レンズを通すとよけいによくわかるのだけど、そういうアンビバレンツなところが彼の魅力なんだろうなあ。なんどでも撮りたくなる人です。
2004年10月22日(金) 晴れ(東京)
東京駅
いや、ほんとに綺麗になったね。
2004年10月23日(土) 晴れ(東京)
地震
最近、大きな地震があると「やっぱり!地震雲がでてたもの」というニュースをきく。飛行機が飛んでいないのに尾をひいたような形の雲がみえるんだそうだ。夕方6時ごろ、新潟の小千谷市を中心に激震発生
2004年10月24日(日) 晴れ(東京)
ホップ!
こんなときに喜んでる場合じゃないのだが、ビールがあたった。「北海道生搾り富良野スペシャル」。おおお。ビール缶からシールはがしてハガキのマスに貼って、という面倒くさい抽選企画にわりと一所懸命参加してしまうほうなのだが、当たったためしがなく、ホントに当たってる人いるんか!と毎度思っていたが、いるもんなんだな。このビールは、サッポロと富良野の生産者の人が協働契約栽培した小麦・ホップでできてるそうです。将来的に発売される新しい商品のモニターみたいなもん。フルーティーで美味しい。ちょっとベルギービールみたい
2004年10月25日(月) 晴れ(大阪)
手鏡で千切り
大阪松竹座は、なんばの橋を渡ってあまりにもすぐ。ちょっとびっくり。家計の窮状にぐっと目をつぶり、中村屋さんの昼夜公演を日帰り強行軍で観てきました。昼の部の『野崎村』では兄弟揃い踏み。久松(扇雀)ともうすぐ結婚できるのが嬉しい田舎娘のお光(勘太郎)。そこへ町から大店のお嬢さま・お染(七之助)が訪ねてきます。お光は、誰だろうと思いながらお染を招き入れようと木戸をあけるのですが、次の瞬間「…さては久松さまの!」。パタンと木戸を閉め、ものすごい勢いで部屋に戻り、そしらぬ振りで料理を続けようとするもかなり動揺していて手鏡でだいこんを切ろうとする、その一連がなんともかわいくて笑えます。まあそこまでのあいだ、本物の包丁でだいこんを切ってるのも、あの「きょうの料理」での勘太郎ちゃんの手付きを思うと恐くて手元がみれなかったりはする…。お光は結局、死のうとまで追いつめられているお染と久松のため自分が髪をおろし、せいいっぱいの笑顔でふたりを送りだします。さっきまで、もうついさっきまで、お嫁にいくんだ!と思ってたのにねえ。嬉しかったはたった半時。ラストは落涙堪え難く。
2004年10月26日(火) 晴れ(東京)
にいがた
3年くらい前だったか、母方の祖父のルーツをたどってみようということになり、新潟に行った。海のほうだった。父方母方とも、祖父は早くに亡くなってしまったので、私はおじいちゃんを知らない。どっちも、すこしだけ変わった経歴の持ち主だったらしい。とくにこの新潟の祖父は、なんかあって元の家から勘当されてしまっているというのだから参ってしまう。その元の家があった場所は、いまは違う家がたっていたけれど、そのあたり一辺、不思議と懐かしい感じがしたなあ。そんなこともあって、いまテレビからきこえてくる「にいがた」の響きは、よけいに気になる。しんどいのに、怒ってる人ほとんどいないね。なんであんなに我慢強いんだろう。
2004年10月27日(水) 晴れ(東京)
たなかさん!うちださん!
日生劇場で劇団☆新感線『髑髏城の七人ーアオドクロー』観劇。アオドクロ、というわけは、今年前半に上演された、同じ脚本で別キャストのアカドクロバージョンとの対比。まあこれとにかく、市川染五郎。丹下左膳ばりの白い着物に赤襦袢で、銀髪をなびかせ軽やかに駆けまわっておられます。そこに腰の座った新感線メンバーがいて、フルスロットルな佐藤アツヒロくんがいて、思いがけない存在感の池内博くんなんかがいて、ともかくも艶やかな舞台でした。あ、忘れてはいけないのが刀研ぎの弟子ガンテツ役の三宅弘城さん。『新選組!』で亀弥太の「どういてですか、どういてですかー!」が記憶に新しいが、今日はまた殺人的に元気だった。「たなかさん!」「うちださん!」の連発に、こらえきれず肩をふるわす舞台上の面々。元気でよかったよ、亀!
2004年10月28日(木) 晴れ(東京)
オーバーフロー
あまりにもいろんなことがありすぎて、ちょっと息切れ。
2004年10月29日(金) 晴れ(東京)
ナイス事務所
バイト先のまわりは同じような小型のビルが多くて、その上のほうの階には、だいたい似たような雰囲気の事務所がはいっている。お互いの窓からなんとなくみえる部屋もあり、「ああ遅くまでがんばってるな」とか「またおやつかよ!」とかさりげなく関わりをもちながら毎日を過ごしている。そんななかのひとつに、尊敬に値する部屋がある。わりと古い感じのつくりの部屋にそれでも絨毯が敷いてあって、応接セットと大きめの仕事机、あと本棚。窓際にも書類がびっしり並べてある。決してものが少ない部屋ではない。しかしそれらがすべてみごとに整理されて、いい感じに機能しているようなのだ。部屋にいるのはたいていデザイナーらしき男性ひとりで、いつも一身不乱に仕事をしている。あんまり見てると下手したら犯罪になってしまう…っていうか第一失礼だよね(笑)。でも、仕事中ちょっとやさぐれたときにその部屋を見ると、いやもっとちゃんとやらなくちゃな、と気合いが入るのだ。
2004年10月30日(土) 雨(東京)
お集まり会
おかまっちゃんの家で、こんまり、まこちゃん、しみじみ、じんことハロウィンのお集まり会。おかまっちゃんの手料理に(美味しい!)おつまみや飲み物を持ち寄って、楽しかったな。会話のテーマは「ねぎと人間」「新潟の人は辛抱強い」「ドイツ語のうた」「ラッパ虫(イラスト大会)」「りんごの木の話の教訓」「初期投資を回収するには」など。くだらない(笑)。次回はみんなで幻のトラウマ映画「燃える昆虫軍団」を観ることにしました。
2004年10月31日(日) 晴れ(東京)
さようなら、平助
大河ドラマ『新選組!』、第43回「決戦、油小路」放送。伊東先生が、そしてあの平助がとうとう逝ってしまいました。伊東は、谷原さんのこだわりでずいぶんキャラクターが広がったような気がする。そして中村勘太郎渾身の演技は、想像を超える哀しさで迫ってきました。さようなら平助。あなたの大好きだった新選組、その行く末はお茶の間が最後まで見守ります。