こまりさんの、はらぺこ手帖

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

赤い人

いまカフェでこれを打っているのだが、
向こうのテーブルに座っている金髪の男性が気になる。
ものすごく気になる。
ひと目惚れをしたわけではない。
ある人を思い出したのである。


初めて彼をみかけたのは小学生の時、
家から地下鉄の駅に向かうまでの道でした。
全体にひょろっと長く、顔はのっぽさん似。
かまやつ的金髪をなびかせてものすごい早足で歩いていた。
その時点でもう十分印象に残る人物なのだが、
決定的なのはファッションコーディネート。
身に着けているものすべてが「赤」なのだ。


帽子、シャツ、短パン、リュック、スニーカー、
そしてその赤の洪水に映えまくるブロンド。


私は彼を「赤い人」と名づけ、
遭遇するたびに不思議な気持ちになっていたのだけれども、
考えてみれば、私が中学、高校、大学と歳を重ねていっても、
時折すれ違う彼のほうは
ほとんど歳をとらなかったのはどういうわけか。


彼を最後にみかけたのは去年の秋だったと思う。
もちろん、全身赤だった。
あれから1年。


まさか。


まさかと思うが、あそこに座っている後ろ姿は…。


かまやつというよりは高見沢だし、
着ているものは青いけど、なんか気になる。


むしろ新たな「青い人」出現だったり…。