こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

怪人

宝塚宙組公演『ファントム』観劇。


ファントム。つまり『オペラ座の怪人』。
基本的なストーリーは同じですが、
音楽的にはロイド=ウェバー版ではなくて
ケン・ヒル版という別のバージョンが元になっています。


「顔を見せて、あなたのすべてを受け止めたいの」的に
1曲歌いあげたあげく、
エリック(和央ようか)が仮面をはずした途端、
「きゃ〜」と逃げて行くクリスティーヌ(花聡まり)。
そりゃないよクリスティーヌ(笑)。


だけど。だからこそ怪人の哀しさが際立って、
ずいぶんぐっときてしまった。
そして、そのあとのキャリエール(樹里咲穂)との
銀橋での父子シーンがまた感動的。


ラスト、舟で運ばれていくファントムの死に顔は
幸せそうだったもんなあ。
解き放たれたんだろうな。