こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

セクシーナイト

浜木綿子さんの『喝采』を観る。
不思議ワールドだった。
いちばん不思議なことは、
場と場のあいだの暗転が異様に長いこと…。


しかし積極的な姿勢で舞台と向き合うと、
これがかなり楽しい1作!
浜さんはゆらゆらした独特な台詞まわして
劇場の空気をまわす、まわす。
踊りだした瞬間にパッと雰囲気が明るく変わるのがすごい!
左とん平さんとの掛け合いや、
弾けている池端新之介さんもおもしろい。


この春宝塚を引退してこれが女優デビュー第一弾の
紫吹淳さんは、
「アタシはこいつと結婚して、おもしろおかしく生きるのさ!」とか、
台詞がほとんど三原順子。かっちょいい。


風花舞ちゃんのダンスもみどころ。
前にいても後ろにいても脇にいても、どうしても目が行ってしまいます。
一時、故障してダンスを断念しなくてはいけなくなり、
それで名前を本名の「宮崎優子」にしてたんだって。
でも思いきって手術を受けて復帰できることになり、
また「風花舞」に戻したんだって。
カザッパナちゃんにぴったりな名前。
よかったね。ほんとによかった。