こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

さようなら、鴨

日曜日にビデオに録った『新選組!』を見ました。
ついに芹沢鴨先生とお別れです。


佐藤浩市さんの役づくりに心動かされた三谷さんが
鴨エピソードをどんどんふくらませていったら
池田屋がどんどん後ろに倒れていったらしい(笑)、
とか言われていますが、
それだけ今回の佐藤鴨の存在は大きかったんだなあと思う。


しかし、いちばん衝撃だったのは、
飲み会の席の廊下で鴨が死んだことを聞かされた
芹沢派の現代っ子・野口くんが号泣した場面でした。


いつも「…いやぁ〜」「…なんとなく」と
棒読み全開で爽やかに白い歯を見せていた野口くんの、
あのなんともやりきれない表情。


野口健司は、史実では
このあとも芹沢派でひとり組に残り、
結局切腹した、という記録があります。
でも、三谷さんはとりあえず、
彼を「生かす」ことにしたらしい。


野口くん、もうここに戻ってきてはいけませんよ。
平助の言うこときいて、
水戸に帰って道場開いて、
子供たちに剣術を教えて、
ゆっくり生きていってください。