こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

壬生

いま、母がおともだちと京都に旅行しています。
夜電話がかかってきて、
今日は壬生のほうまで行ってきたと話してくれました。
八木家は入場料1000円某(お抹茶つき)だったそう。
ソーエクスペンシブ…。


今年、我が家は今まんまと新選組ブームです。


私は学生のころからどちらかというと元禄(忠臣蔵)派で
幕末(新選組海援隊)派ではありませんでした。
だから今、未知の分野にディープに入っていく楽しさを
満喫しております。


大河ドラマ新選組!』。
三谷脚本とマニアックな役者の顔ぶれで、
その顔ぶれに対する「あて書き」で生まれてくるニュアンスが
めっぽう楽しい。
今までの大河ファンの方や
古参の新選組ファンの方には抵抗がある部分もあると思うけど、
好きなものこそ、いろんな角度から楽しまなきゃ損!


1月に始まって以来、もう笑いっぱなしの日曜日なのですが、
先日の殿内義雄(生瀬勝久)斬殺で冷や水をかけられた。
楽しかった多摩時代は帰らない。
あのモナリザのように不思議な微笑を絶やさない
山南さん(堺雅人)も、いずれ死んでしまう。
そうだ、これ、話が進むにつれて辛いことしか起こらないんだった…。


藤堂平助もそう。
名前を覚えてもらっただけで目をキラキラさせる、
元気いっぱい廊下にぞうきんをかける、
どこから入手したのか巨大な数珠で場所とりに勤しむ、
全力で相撲イベントを盛りあげる、
落としたまんじゅうは断るのに落とした芋は食べようとする、
縫い物する姿が妙に所帯じみてる、そして
「わたしにはこの人のためなら死ねるっていう人がふたりいて」と
静かににっこりする、
勘太郎さん演じる、大河の藤堂平助
この平ちゃんも死んじゃうのかと思うと、
いっそ池田屋で終わってほしいとすら思う…。