こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

おかえりアダム

五反田ゆうぽうと
ミュージカル『On Your Toes』を観に行きました。
1930年代のアメリカ、
実は子供の頃ボードビリアンだったキャリアのある
音楽教師ジュニアが、
ロシアのバレエ団のどたばたに巻き込まれて
ふたたび舞台に立つことに。


古きよきミュージカルという感じで、
音楽はなんとなく『42ND STREET』な気分です。
黒ぶち眼鏡とへっぴりダンス、
そしてパンツいっちょで大サービスのジュニアを演じるのは、
なんとアダム・クーパー
歌えるんだよこれが!もうびっくりです。


コミカルな芝居も上手い。
そしてあいかわらず長い腕がまっすぐに伸びた
開放感あふれる踊りっぷりが気持ちがいい。
綺麗で大きくて、でもなんかかわいくて
人好きする田舎くささみたいなものが彼の魅力です。


バレエ団のぶっとびプリマ役のサラ・ウィルドーはアダムの奥さま。
物語のなかでは、
ふたりは正式なロマンスの相手ではないのだけど、
劇中劇でのデュエットはさすがの呼吸で、
アクロバティックなリフトの連続には口があいたままになりました。


アダム、来年も日本に来るんだって。
『危険な関係』だって。
あとむこうで『雨に唄えば』も決まったそうな。
傘持ってくるくるまわるアダム。
いいねいいね、楽しみですねえ。