こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

モスクワ、モスクワ

紀伊国屋ホールで『三人姉妹』観劇。


母が昔、原語上演で観て
「モスクワ、モスクワ」って言ってるのしかわからなかった、
と言ってたんだけど、確かに
「モスクワ、モスクワ」って言ってたな。


斜陽のロシア貴族の三姉妹を中心に、
明日のみえない暗い時代を淡々と描いています。
でも、繰り返しでてくる、


「わたしたちのこの生活も、
 いつかは未来の人びとの幸せのために役立つ日がくるかもしれない」


という台詞が、チェーホフの描いた一抹の希望です。


三女役のANZA嬢の笑顔のかわいいこと!
あのフェミニンなルックスと、
「だいじょぶっすよ」な男前な性格と、
まっすぐ響く歌声のマッチングがいいんだよね。


終演後、携帯をみたら
じゅんちゃんとあっきーから、
飲んでるからまにあったらおいで、とメッセージ。
念のためお店に電話して、


「あのう〜こういう2人連れなんですがまだいますか?
 もう帰りそうですか?」


って聞いたら、


「いま新しくワイン一本注文なさってますので、
 まだまだ大丈夫でしょう」


だって(笑)。
ワイン飲めないけど、合流しちゃいました〜。