こまりさんの、はらぺこ手帖。

なんでもないようなことが、しあわせなんだとおもう。

乗車禁止区域伝説

毎月このへんは深夜残業が続くので、
帰りはタクシーに乗ります。


でも、銀座通りの大部分は
夜の10時から翌1時まで「乗車禁止区域」に設定されてて、
道ばたで手をあげても
タクシーとまってくれないんですよね。
新橋のほうまで出るか、
がんばってどこか乗り場を探さなきゃいけない。


以前、そのことを初めて教えてくれた運転手さんが


「知らないお客さまには
 乗車拒否だと思われてよく叱られるんですけど、
 もし乗禁区域で乗せたところを組合にみつかったら
 クビになっちゃうんで」


とこぼしておられた。そうなのか。
でも、乗るほうはそんなのほとんど知らない。
組合も、そういうルールを作るんだったら
どこかにものすごくわかりやすく
そう書いておいてくれたらいいのにな。


で、今日の運転手さんに
「なんでそういうルールができたんですか」と
聞いてみたところ、


「場所がら、夜中の争奪戦がすごいでしょう。
 昔、タクシーの運転手どうしで、
 お客さんまきこんでの大きな喧嘩があって、
 そのときどうやら死人がでたらしいんですよ。
 それがきっかけっていわれてるけど、
 そのあたりどうも<つっこんじゃいけない>みたいな雰囲気が
 業界内でもあってねえ…」


ミ、ミステリー!